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目次
【凪のお暇2巻ネタバレ】
空気を読みすぎて自分を見失っていた28歳OL、凪(なぎ)。
モラハラ彼氏の一言をきっかけに過呼吸の発作を起こして職場を退職しました。
断捨離、引っ越しをして新生活を送る凪に訪れる変化を追う2巻です。
【凪のお暇】7話ネタバレ「凪、露知らず」
アパートの隣人・ゴンに抱きしめられたことから、ゴンのことが気になっている凪。
一方、凪に振られた元カレ・慎二は未だに凪のことを引きずっていました。
とはいえ、空気を読むことが得意な慎二は女性から引く手あまた。
サラサラのロングヘアーが好みの慎二は、凪と似た外見の受付嬢とも関係を持っています。
でも、その彼女のが用意した出来合いのデパ地下おかずを食べていても、思い出すのは凪の作る節約メシのこと。
凪と付き合いたての朝、一人ベッドを起き出してクセ毛を必死に整えている姿を盗み見した慎二は「めっちゃ健気。すっげぇ可愛い」と凪を一生守ることを心に誓ったにもかかわらず、男同士のノリで凪を傷つける発言をしてしまいます。
運悪く凪のことをフォローできないまま出張が重なってしまい、その間に凪は退職して慎二からの連絡を絶ってしまいます。
無防備な笑顔をゴンに向ける凪に、「ブス」呼ばわりしてしまう慎二。
復縁をしたいと願う慎二ですが、夜の蝶・杏(あん)に「復縁はない」とキッパリ言われてしまいます。
変わりたい女と変わってほしくない男
お互いそっぽ向いちゃってるもーん
(「凪のお暇」2巻より引用)
また凪を思い、泣く慎二なのでした。
【凪のお暇】8話ネタバレ「凪、比べる」
凪は隣人・うららに出会い頭、頭をなでてもらうのが毎朝の定番イベント。
小学校5年生のうららはワンちゃんみたいなフワフワクセ毛の凪の頭の触り心地が大好きなんです。
ゴミ捨て、洗濯など家事をすすんでするしっかり者うららと、幼い頃の自分を比べてしまう凪。
凪はうららと同じく母子家庭で育ちました。
朝早く働きに出て夜遅く帰ってくる母には甘えられず、狭い部屋で一人ボソボソのクッキーを食べていた凪。
母の口癖である「よそはよそ、うちはうち」と唱えていた呪文ですが、凪には効果がありませんでした。
ある日、凪はうららがクラスメイトの前で見栄をはった嘘をついている場面を目撃してしまいます。
その現場を見られたうららは赤面し、凪の前で「よその家庭と比べて妬んじゃう自分がイヤ」だと号泣します。
そんなうららに、凪は提案します。
凪が苦しかった母子家庭での生活のなか、編み出したのは「今目の前にあるものの中で工夫して楽しむこと」。
ボソボソのビスケットは牛乳にひたすと甘さが倍増しておいしくなるし、あやとりの毛糸からは可愛いポンポンアクセが作れます。
うららは目を輝かせてさっそくビスケットに牛乳をかけて食べます。
凪がおそるおそる「お母さんのこと好き?」と聞くとうららは「大好きだよ」と力強く答えます。
「わたしと違ってよかった」と涙ぐむ凪に、ベランダの隣からゴンがポンと頭をなでてくれます。
うららとの会話を最初からゴンに聞かれていました。
【凪のお暇】9話ネタバレ「凪、もやもやする」
うららとベランダでの一件以来グッと距離が縮まった凪。
ある日、うららの母が部屋にたずねてきます。
うららの母はしっかり者のうららとは反対で、儚げな美人でした。
亡くなった夫の建設会社から雑務をもらって生活をしています。
ある日、凪はうららの母とクラスメイトの母3人がお茶をしているシーンに遭遇します。
女同士のオブラートにつつんだリンチともいうべき会話に、聞いている凪が青くなるほど。
仕事を抜けてきたうららの母は「仕事に戻るから早くしろ」とばかりに、ガテン系の男性に強引に連れ去られます。
その様子を見たクラスメイトの母達のうららの母への悪口はエスカレート。
「うららちゃんが可哀想」とさも正論ぶって話します。
それを聞いた凪は、もやもやを丸めた布団にパンチすることで晴らします。
ある時、凪はうららと八百屋の帰りにばったり会います。
途中、うららのクラスメイトとすれ違いますが、しらん顔でうららの隣をすれ違います。
「うららちゃんと仲良くしちゃだめ」という母からの言いつけで、「外では」仲良くしないことにしたクラスメイト。
でも、親の目がない放課後の教室では、凪の教えてくれた節約手芸で盛り上がって遊んでいます。
うららが腕にしているカラフルゴムと同じゴムが、クラスメイトの腕にもあるのが友情の証です。
お茶帰りであろうクラスメイトの母3人に、道でばったり会う凪とうらら。
凪がうららのお隣と知ると、母の一人が下世話な好奇心からそっと「うららに困ったことはないか」と話しかけます。
怒りで手が震える凪ですが、言い返す前にうららが声をかけます。
ちょうど一行が通りかかったのが、うららの母が勤める工事現場でした。
クレーンを颯爽と操作してビルを作るうららの母に、凪をはじめクラスメイトの母達も圧倒されてしまうのでした。
【凪のお暇】10話ネタバレ「凪、噛み合わず」
凪は立川駅北口を散歩中、ゴンと偶然出会います。
青空の下、一緒にお昼ご飯をバーベキューで食べることになります。
缶ごとあぶった熱々チーズマヨのトーストをかじりながら、凪は慎二とのバーベキューの思い出をゴンに語ります。
慎二の仲間(小中高大学エスカレーター式の私立高つながり)とのバーベキューにお呼ばれした凪は、その満ち満ちたオーラに圧倒されながらも、空気を読んで役に立とうと頑張ります。
でも頑張れば頑張るほど空回りしてしまい、最後には炭になったクズ野菜を一人端っこでつついていました。
凪は、慎二に「彼女」だと仲間に紹介してもらえませんでした。
凪はそのことを今回のバーベキューでの立ち回りで「テストに落ちた」からだと思い込みます。
ゴンに当時の辛かった話をして、気持ちがスッキリする凪。
一方その頃、凪の留守中にアパートにたずねてきたのは慎二でした。
凪の二階の住人であるおばあさんに手土産のお菓子とトレードで部屋で映画を見ながら凪を待とうと誘われます。
普段であれば断る慎二でしたが、夜の蝶・杏(あん)から「女心を学んだほうがいい」とアドバイスを受けていたのを思い出し、恋の参考書と名高い身分違いの恋の映画を鑑賞することになります。
そこで、凪が話したバーベキューでの顛末があかされます。
実は、バーベキューでは男友達の一人がてひどい振られ方をしたそうで、その男友達を慰める会へとチェンジ。
その流れから、慎二は凪を彼女として紹介することを「空気を読んで」断念しました。
そしてそのことを「男同士の内輪ノリを女に話すのはカッコ悪いから」という理由で凪には話しませんでした。
映画ではさんざん否定していたすれ違いの恋を、みごとになぞっていることに気づかない慎二でした。
ゴンと出かけたバーベキューで、お腹がいっぱいになり寝転ぶ凪。
ゆるんだ気持ちのまま、今まで自分が見過ごしてきた風景に気づいたことを素直にゴンに話します。
うらら母との一件があったことから、町中にあるクレーンに目が行くようになったこと。
意外と町にはクレーンが多くあること。
新しいことを知れることがすごく嬉しいと寝転んだまま言う凪に、「面白くて可愛い」とゴンが覆いかぶさるのでした。
【凪のお暇】11話ネタバレ「凪、ババを引く」
押し倒された凪。
といっても真っ昼間のバーベキュー場。
ゴンの行動に人目が集まります。
あわててバーベキュー場と後にする凪とゴンでした。
ゴンは面白がっていますが、凪は顔も赤く慌てています。
二人が連れ立って部屋に帰ると、凪を待っていた慎二が出迎えます。
慎二は「げっ慎二!?」という凪から、相変わらず歓迎されていないことに腹を立てます。
凪はゴンとうららとババ抜きをするから暗に帰って欲しいオーラを出しますが、慎二は「みんなでやればいい」と強引に凪の部屋にあがりこみます。
凪が勇気を出して少しづつ仲良くなっていったアパートの住人たちと、あっという間に打ち解けて空気を支配する慎二。
その様子を見て凪は「こわい」と感じます。
ババ抜きのゲームに負ける凪。
そんな凪を見て慎二は「ババを引くヤツはその現状を積極的に引き寄せている」と独特の持論を展開します。
慎二の目の圧力に屈しそうになり「苦しい」と目をつぶる凪ですが、ゴンのとぼけた発言に救われ、慎二に対して「変わる」と宣言したことを思い出します。
まっすぐに慎二の目を睨みつける凪。
慎二は凪の考えが読めずババを引いてしまいます。
といっても、ババが2枚入っていたために凪と慎二の勝負は引き分け。
慎二は「隣人の仲良しこよしアットホームごっこに反吐が出る」と唐突に暴言を吐いて帰ります。
凪はそのまま見送るも、おばあさんが凪を何時間も待っていたこと、仕事でリサーチにきていた店が実は定休日だということを伝えられ、あわてて後を追いかけます。
慎二は「ただ凪の顔を見たかった」と言葉で伝えようとしますが、ベランダからゴンの顔が見えたことに対抗心を燃やし、見せつけるように凪にキスをします。
【凪のお暇】12話ネタバレ「凪、かえりみる」
キスをされた凪は、「バカにしないで」と慎二の頬を叩きます。
青空の下、少女漫画のような展開を求職仲間である坂本に話すと大盛り上がり。
気分を変えるために、と坂本に強引に誘われ婚活パーティーに出席する羽目になってしまいます。
凪はこういった場がとても苦手でした。
なぜなら、空気を読んで相手の話を笑顔をはりつけて聞く凪は、男にとって格好のカモだからです。
凪はそこで、女性の出席者の中に前職の同僚・足立がいることに気づきます。
一瞬見間違えかと思ったのは、普段は媚びないカジュアル系の服装をしている足立が、肩を出してセクシーな格好をしていたからでした。
婚活パーティーは、男性の年収が書かれたシートを渡され、5分ごとに席替えをして自己紹介をする形式ではじまります。
最後のフリータイムでは、気になった人への元へ移動します。
案の定「チョロそうな女」ということに安心した男たちが凪の元に群がります。
強引に連絡先を交換されそうになったところを、正義感の強い足立が助けてくれます。
そこで、凪と足立は顔を合わせることに。
足立は「凪はモテるのではなく、下に見られて」男がやってくるのだと指摘します。
会社を辞めてまでマウンティングされることに怒りを覚えた凪は、足立に男に迎合した服装をしていることを指摘して言い返します。
赤くなって何も言い返せない足立を見て、凪はスッキリします。
一方で、肩書だけで慎二と付き合うようになった自分のことをかえりみて血が凍ります。
元カレ・慎二のどこが好きだったのかひとつも思い出せない凪なのでした。
【凪のお暇】13話ネタバレ「凪チャン、茶を沸かす」
扇風機視点で凪の節約ネタを紹介するショートストーリー。
茶殻を畳にまくと、湿った茶っぱが小さなゴミやホコリを吸い寄せてキレイに掃除ができます。
さらに、お茶っ葉の残りを出汁パックに入れてシンクを磨くとカテキン効果でピカピカになるのでした。
【凪のお暇】13話ネタバレ「凪チャン、蹴る」
扇風機視点で凪の節約ネタを紹介するショートストーリー2話目。
元カレ・慎二が部屋に来たストレスで炭水化物をドカ食いしてしまい、デニムのボタンがはじけてしまいました。
レジ袋を床に落とさないようにリフティングして全身運動ダイエットをする凪でした。
【凪のお暇2巻ネタバレ】感想
わたしが2巻を読むたび泣いてしまうのは、うららが自分と友達の環境をくらべて羨み、ウソをついてしまうシーンです。
達観しているように見えるうららが、凪に初めて自分の感情を吐露する場面は涙なしでは読めません。
そんなうららに、過去自分が乗り越えてきた知恵を伝授する凪。
そして慎二との関係にもピリオドを打ち、「わかる」しか言わなかった同僚にも的確に言い返します。
凪自身が少しずつ変わろうとすることに、共感する2巻です。
これからの展開に期待です!
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