【メモリーボーイズ】サンリオピューロランドのミュージカル感想

ピューロランド攻略 おでかけ




あやえみ
ワーママ部のあやえみです

今回は、サンリオピューロランドのミュージカル「メモリーボーイズ~想い出を売る店~」を見た感想・あらすじをお伝えします。

ネタバレを含みますのでご注意ください

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【メモリーボーイズ】感想


イラストが看板になっているので、なにも知らないうちは「アニメ映画かな?」と思っていたのですが、男性によるミュージカル劇でした。

一言でいうと、メモリーボーイズという「想い出を売る店」の店員3人が、想い出を映すシャボン玉をキーにして、こじれたバイオリニストの兄弟の仲を仲裁する話です。

マイメロディはストーリーテラー役で、本筋での活躍はありません。

以前もピューロランドで「ちっちゃな英雄(ヒーロー)」を観劇したことがありました。
セットは変わっているかなと思ったのですが、基本的に大きい変更はありませんでした。

劇場の森の中のようなメルヘンな世界観がとても好きなので、それを活かしたミュージカルを楽しむことができました。

2階のきのこの傘(?)の中にも花が描かれていたりととってもステキなので「いつか2階から観劇もしてみたいなぁ~」と考えています。
(2階は同伴の子供がある程度大きくならないと案内されないようです)

メモリーボーイズの劇は歌あり、踊りありでとても楽しめました。
今回の物語の鍵となる、シャボン玉が実際に舞台上にあふれる演出は、子供も楽しそうに見ていました。

またシャボン玉に想い出が映るシーンは、丸いシャボン玉のスクリーンに映像が投影されたりととても工夫されていました。
落ちてヴァイオリンが壊れるシーンも、漫画的に映像がスクリーンに映されていてわかりやすかったです。

最後、一番好みのセレナーデ役の方が客席まで来て手をタッチしてくれました!!
やったーーー!!

夫は子供を膝に抱っこしていたこともあり、手を出すタイミングが少し遅かったのですが待ってくれてタッチができました!
優しい~!!

役者さんは6人とも魅力いっぱいでした。
衣装も画像のようにとても凝っていて、それぞれのキャラクターがよく出ていました。
(セレナーデは几帳面で真面目そう、ノクターンは無邪気で優しげ、など)

最後、個人的に気になったのが「グリッサが町の人から受け入れられたのか?」ということ。
ずっと誤解されたまま町で過ごすのってキツいなと思ったので……。

コンサートでは困っていたルバートを助けたり、ラルゴがもう一度演奏するきっかけを作ったので、みんなに優しく迎え入れてもらえるといいなと思いました。

グリッサ、ほんとにイイ奴すぎるので幸せになってほしいです!!

あと、個人的にセレナーデがマーチを信頼しているのわかるシーンがよくて「あんなのでも俺たちのリーダーなんだから」ってセリフが良すぎました。

マーチは底抜けに明るく振る舞っているけど、洞察力が人一倍あります。

ルバートのヴァイオリンの音を聞いただけで「ヴァイオリン、隠したのお前だろ」と言い当てたり「さすがリーダー!」という感じで頼もしかったです。

「想い出」というちょっとしんみりしがちな題材を扱っているのですが、マーチの明るいキャラと歌で、ちょうどバランスをとっている印象でした。

【メモリーボーイズ】あらすじ(ネタバレ注意)

観劇中の写真撮影・ビデオ撮影・録音は禁止されているので、個人の記憶に頼ってのレポートとなります。実際の上映内容と相違がある場合があります

【メモリーボーイズ】メモリーボーイズ登場シーン


今日も元気に開店準備をするのは、メモリーボーイズの3人、マーチ・セレナーデ・ノクターンです。
リーダーのマーチは底抜けに明るく挨拶!
メガネのセレナーデは冷静にそんなマーチに掃除をするよう言います。
朝に弱いのか寝ぼけたノクターンは売り物の瓶を受け取るもヨロヨロ状態です。

3人が働いているのは「想い出を売る店」です。
想い出の元になる品物を客から受け取り、機械に入れると「想い出を映すシャボン玉液」が出来上がります。
客がそのシャボン玉液でシャボン玉をふくらませると、そのシャボン玉の中に「想い出」が映ります。
3人はその「想い出」を売っているのです。

【メモリーボーイズ】ラルゴ・ルバート兄弟来店


開店すると、少年が想い出を買いに来ます。
彼の名前は「ルバート」。
ルバートはいつもコンサート前になると亡き父とのヴァイオリンの想い出を買いに来るのです。
今回もヴァイオリンの想い出をシャボン玉に映し出すルバート。
そこには、亡き父と兄・ラルゴと一緒にヴァイオリンを弾く幼いルバートの姿がありました。

そこに兄・ラルゴがやってきます。
「大事なコンサート前になにをやっているのか」とラルゴは想い出にひたる弟と少し苦々しく思っています。
秀才の兄は過去にヴァイオリンを弾いていましたが、ある事件をきっかけに手を痛めてしまい、それからヴァイオリンを弾くことをやめていたのでした。
兄・ラルゴの生き甲斐は、天才である弟・ルバートを演奏家として成功させることです。
メモリーボーイズの3人にコンサートのチラシを配り、足早にルバートと店を去ります。

【メモリーボーイズ】グリッサとラルゴの再会


そこに一人の男が登場します。
ヒョウ柄のシャツに、どことなく荒んだ雰囲気のある男の名前は「グリッサ」。
「歓迎されないこの町に戻ってきた……」
そうつぶやくグリッサに、ラルゴが出会います。

気まずそうに顔をそらすラルゴ。
グリッサに気づいた村人が罵声をグリッサに浴びせます。
グリッサは町の宝であるラルゴ・ルバートの父のヴァイオリンを壊しラルゴの手を怪我させてしまったという過去がありました。

「俺が行っても困るよな。いいコンサートにしろよ」とグリッサはその場を去ります。

【メモリーボーイズ】ルバートのヴァイオリン紛失

「想い出を買うよりも練習をしろ」というラルゴに、ロバートはヴァイオリンケースをぎゅっと抱きしめたままうつむいています。
コンサートの準備にその場を去ろうとするラルゴに、ルバートはそのヴァイオリンケースを開いてみせます。
なんとそこにはヴァイオリンがありませんでした。
「予備のヴァイオリンを……」というラルゴに、ルバートは「お父さんのヴァイオリンでなければ弾かない!!」と意地をはります。

メモリーボーイズも巻き込んで、ヴァイオリンを探します。
町の人の想い出にヴァイオリンがあれば、それを辿って探せるはずだとシャボン玉を作ろうとします。
けれども、シャボン玉は元になる品物がなければ作ることができません。
そこでラルゴはいつも持ち歩いていた父とルバートとラルゴ自身が映っている写真をメモリーボーイズに差し出します。
シャボン玉を作り、町の人(観客)に吹いてもらいましたがヴァイオリンは見つかりません。

たくさんのシャボン玉液を使ったため、想い出のシャボン玉の原料が不足してしまいます。
メモリーボーイズは原料を調達しに森の中に入ります。
そこには意思を持ってしゃべる想い出の木が、シャボン玉の原料となる木の実をたわわにならせていました。

ラルゴはシャボン玉の元となる想い出の木を見て「想い出なんて……」と否定的な発言をします。
それを聞いて想い出の木は言います。
「そう言う、お前の方が想い出にとらわれているんじゃないのかい?」

想い出はキレイなものばかりとは限りません。
中には、思い出したくなくてフタをしている想い出もあります。

メモリーボーイズのリーダーであるマーチは、セレナーデとノクターンにルバートを任せて自身はその場に残ります。
ラルゴに想い出を振り返らせて、見届けるためです。
駆けつけたグリッサはシャボン玉を吹くことを止めますが、ラルゴはシャボン玉を膨らませます。

【メモリーボーイズ】ラルゴとグリッサの想い出と真実


映し出されたのは、ヴァイオリンのコンクールの楽屋裏でした。

町の資産家の息子たちが、天才ルバートのヴァイオリンを壊す「嫌がらせ」をしようとしています。
その現場を見たラルゴは必死に止めようとします。

資産家の息子はつぶやきます。
「お前が一番、弟の才能に嫉妬しているんじゃないのか?」

ラルゴの手が一瞬止まった瞬間、床にヴァイオリンが激突し壊れてしまいます。

激高したラルゴは、我を忘れて資産家の息子を殴ります。

その場に駆けつけたのはグリッサです。
仲裁に入ったグリッサは資産家の息子たちに向けてこう言います。

「俺がヴァイオリンを壊したことにするから、お前たちはラルゴに殴られたことを黙っていろ」

有名な演奏家であったラルゴ・ルバートの父が使っていたヴァイオリンは町の宝です。
それを故意に壊したとなれば、町の人からの非難は避けられません。
きっと、町にはいられなくなってしまいます。

それだけの覚悟を持って、グリッサは親友であるラルゴをかばったのでした。

真実に向き合い、グリッサに改めて謝罪するラルゴ。
グリッサが「親友をかばうのは当たり前だ」と言えば、ラルゴは「俺のことをまだ親友だと思ってくれているのか……」と二人は和解します。

【メモリーボーイズ】ルバートがいない!

ラルゴが改めて想い出に向き合い、和解した場に緊急のニュースがメモリーボーイズから入ります。
それは、ルバートが行方不明とのことでした。

ラルゴとグリッサ、メモリーボーイズの3人は町中を探し回ります。

その時、マーチが丘の上でヴァイオリンを演奏するルバートを見つけます。

「お前がヴァイオリンを隠したんだろ?」と言い当てるマーチ。
驚くルバートに「悲しそうな音色をしていたから」気づいたとマーチは言います。

ルバートは「兄と演奏したい」という気持ちをマーチに伝えます。
何度も伝えたけれど叶えられなかったとしょげるルバートにマーチは「伝え方はたくさんあるよ!」と言います。

【メモリーボーイズ】ルバートのコンサート

花の中からルバートが登場し、コンサートが始まります。
けれど、ヴァイオリンの弦が1本プツリと切れてしまいます。

グリッサは「こんなこともあろうかと」と自身が作ったヴァイオリンを差し出します。

をれを見たルバートは「弦が切れてしまったお詫びに、兄と演奏します!!」と観客にアピール。
舞台の上に上がった兄は、押し切られる形で親友のヴァイオリンで弟とデュエットします。

父が自分の使っていたヴァイオリンを弟のルバートに渡したのは、生前にラルゴの親友であるグリッサから「将来ヴァイオリン職人になる」ということを聞いていたからでした。
ラルゴには、グリッサの作ったヴァイオリンを使ってもらいたいとの思いから、父はラルゴにはあえて自分をヴァイオリンを引き継がせなかったのです。

会場には、兄弟の心を合わせた旋律が響き渡ったのでした。

メモリーボーイズのセレナーデはぽつりと言います。

「想い出なんて、必要とされないのでは……」

後ろ向きな発言に、マーチは「想い出があるから、人は前を向けるんだ。俺はそうやって人を応援したい」と言います。

また3人で元気に開店作業をするメモリーボーイズなのでした。

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【メモリーボーイズ】まとめ

サンリオピューロランドのミュージカル「メモリーボーイズ」の感想・あらすじについて紹介しました。

ピューロランドの可愛らしい世界観の中で楽しむミュージカルは格別です!
特に劇場が小規模な分、役者さんとの距離が近いのでお辞儀をした時に汗が光って流れ落ちるのさえ肉眼で見えます(笑)。

スケジュールを確認しての観劇がおすすめです。

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